アニメ化される作品が増えた事でいっきにメジャーな書籍の1つになった「ライトノベル」。
そんなライトノベルと小説の違いとは一体どこにあるのでしょうか?
共通点が多い2つの書籍の違いですが、実は人によって意見がバラバラだったりします。
シリアスなストーリーが多い事で人気の「六花の勇者」などは、ライトノベルなのか小説なのか判断に迷うという人も多いですよね。
そこで今回は、ライトノベルと小説の違いについて調査して分かりやすくまとめてみました。

そもそもライトノベルってどんな書籍?

ライトノベルと小説の違いを調べる前に、まずは「ライトノベルの定義」を調べてみました。
その結果、ライトノベルは、小説の種類の1つでSFやファンタジー等のジャンルを軽くわかりやすい文体で書いた若者向けの娯楽小説との事でした。
因みにライトノベルというワードは、英語の「Light(軽い)」と「Novel(小説)」を組み合わせた和製英語となります。
これだけ聞くと、一般的な小説との違いはほとんどないように感じます。
強いて言うなら、若者向けかどうかといった点ぐらいです。
さらに調べてみると、ライトノベルと小説の違いに「明確な定義はない」という事がわかりました。
要するに、読んだ本人がどう解釈するかでライトノベルか小説かが決まるという事です。

・ライトノベルレーベルから出版した小説は全てライトノベル
・若い世代向けの小説はライトノベル
・本編の中に挿絵(イラスト)があればライトノベル

といった意見は、ある意味全て正解となります。
インターネット上でよく見かける意見からライトノベルと小説の違いをザックリとまとめてみると、

ライトノベル
・若い世代向け(10~20代)
・挿絵やイラストが多い
・アニメ化されやすい

小説
・全年齢向け
・テキストが基本で挿絵やイラストはほとんどない
・アニメ化よりも実写化されやすい

といった感じになります。
ですが、先ほども述べた通り、ライトノベルと小説の違いに明確な定義はありません。
当該の小説を読んだ本人がどう感じたかで決めてOkだという事です。
自分はライトノベルだと感じても他の人が読むと一般小説に感じるといったケースも珍しくないので、意見が食い違った時はお互いの意見を尊重しましょう。

実はライトノベルというワードが出来る前からライトノベルは存在していた

ライトノベルと小説に違いはない!実は昔からラノベは存在した

ライトノベルというワードが普及し始めたのは2000年代に入ってからです。
しかし、ライトノベルが多くの人に認識される前から、ライトノベルの条件を満たす小説は数多く刊行されていました。
その代表作が「銀河英雄伝説」や「ロードス島戦記」だと言われています。
また、「スレイヤーズ」は、ライトノベルのアニメ化に拍車をかけた作品としても有名ですよね。
実際にスレイヤーズの発行元であるファンタジア文庫の特設ページには「ライトノベルの源流」といった紹介文を確認する事ができます。
アニメ化もした「六花の勇者」もスレイヤーズや銀河英雄伝説といった名作の流れを汲むライトノベルの1つだと言えるでしょう。

まとめ

今回は、ライトノベルと小説の違いについて調査した結果を紹介しました。
ライトノベルと紹介に明確な違いはなく、作品を読んだ人の感じ方次第だというのが筆者の最終的な考えとなります。
ライトノベルと小説、どちらにも数多くの名作があるので分類を気にする事なく、興味を惹かれた作品はどんどん手にとってみる事をおすすめします。